「何といってもチームがシュートを決めた瞬間が最高ですね。個人ではなく、みんなの力を合わせた得点という感じです。その気分を味わいたくて続けているのかも知れません」
ひとつのボールを 追って走る。時には激しく相手とボールを奪いあい、時にはフェイントで相手をかわす。男子サッカーと何の変わりもない。体力も俊敏さも必要だ。
「友だちに誘われて始めたんです。中学は機械体操、高校ではバスケットをしていて、スポーツは好きだったので、すぐにのめり込んじゃいました。最初はすぐに手が出てちょっと戸惑ったけど、今はもう慣れました。楽しさと同時に、難しいだけに、やりがいもあります」。 ジャックが誕生して17年余り。一昨年は県リーグで上位進出。しかし今シーズンは人数不足に陥り、最低5人でできるフットサルに照準を絞っている。ただ人数さえ揃えば、再び11人の大会にも 出場するつもりだ。
「今はフットサルも盛んになって、人数が少なくても試合ができるのでうれしい。サッカーはまるで男子のスポーツのようにいわれているけど、女子日本代表は世界でもトップレベルにあり、北京五輪にも出場します。新潟にもアルビレックスレディースがあり、上に行く道は開かれています。ぜひ、津南、十日町地域から女子のスター選手が登場してほしいですね」。メンバーは現在9人。常時、メンバーを募集中だ。「小学生チームには女子も結構いるので、中学生になったらぜひ入ってきてほしいな。十日町市総体と西小で週2回練習しています。体力づくりにも最高。一緒にやりましょう」