「全国大会には今年で3度目の出場ですが、今年は準優勝したチームに内容負けという悔しい負け方をしたので、来年、また頑張って全国に出たいですね」。町内の集落チーム の中からの選抜で結 成された「ビューティ津南」。当初、「ビューティばば」の名称だったが、全国大会出場を契機に「改名」した。
「どういうわけか、当初から主将を任せられていました。結成時のメンバーは、ゲートボールを始めて3、4年程度で、下手な人たちの集まりだったんです。それが協力の精神を生んで大会に臨むことになったのかも知れません」。ゲートボールに取り組んで、まだ10年余り。のめり込んだのはナメコ栽培を止めた65歳から。2年前には全 国で3位の成績を挙げた実績がある。
「メダルはやっぱりうれしいですね。そのことで昨年は静岡の大会に招かれ、交流してきました。びっくりしたのは、近くのワサビ店に行ったら、店の人から『社長は津南出身なんですよ』と言われ、翌日、社長夫妻がワサビのお土産を持って応援にきてくれたんです。ゲートボールを通じて、いろんなことがあるものだと驚きました」。試合を通して、競技の奥深さを実感している。「次はどうしたらいいかという、先を読んでプレーすることが難しいです。全国出場チームともなると、先の先まで読んでプレーしますからね。若い頃、ママさんバレーをしていたせいか、ゲーボールは物足りないだろうな、と思っていたのですが、はまってしまいました」
悔しさが次のバネに。「県で優勝し、もう一度、全国でメダルを取ることが目標、夢ですね」