お問い合わせへジャンプ!
広告掲載のご案内へジャンプ!
購読のご案内へジャンプ!
トップページへジャンプ! 今週の津南新聞へジャンプ! テーマ別掲示板へジャンプ! なんでも掲示板へジャンプ! 妻有に生きるへジャンプ! ねっとわーくへジャンプ! リンク集へジャンプ!
home > 今週の妻有に生きる

2008年06月の妻有に生きる


過去の妻有に生きる
風巻智紀さん 36歳 津南町陣場下
「周りから『雪は大変だろう』と言われるけど、こんなに雪が多いのに、普通に暮らせるという感じ。余り気にならないなあ」。九州は長崎出身。自宅前は海。後ろは山になっている、そんな田舎町で育ったという。「津南に来て、ご飯も野菜もうまくて、本当にいいところだと、今も思っている。住みやすいところだとね」
 

 就職先は東京。水力発電所関係の発電機組み立ての会社だ った。「現場に出かけていく仕事が大半で、中津川第2発電所に来たのが、そもそも津南の婿になるきっかけ。まだ21歳頃のこと。その3年後に結婚しました」。旅館・雪国や風巻旅館に宿泊。その時、旅館に手伝いに来ていた里咲さんと知り合った。「年1回、帰郷するのが唯一の親孝行だと思っています。途中、休みながらですが、片道20時間ですね。関門海峡を渡ると、来たな、って感じ。子どもたちにとってもよい経験になるんじゃないかな」
 

 その子どもたちは小学5年、3年、3歳の男3人。風巻家は代々の女系家族だったが、その歴史に終止符を打った形だ。「スポ少のバスケに熱中しているよ。ただ、児童の数が年々減っていくのを見て、少子化対策を国も地方も、最優先課題として取り組んでもらいたいと強く思いますね。子どもたちが少ない地域は、やはり活気が出てこないと思う。若い夫婦の経済的な余裕といったものも必要でしょう。それに、明るく挨拶できるなど人間を育てる教育をしてほしい」。景気の低迷が響く。「厳しいが一生懸命やるだけ。子どもが多く、元気な津南になってほしい」
(2008.06.27)

福原マツ さん  72歳  津南町外丸本村
「全国大会には今年で3度目の出場ですが、今年は準優勝したチームに内容負けという悔しい負け方をしたので、来年、また頑張って全国に出たいですね」。町内の集落チーム の中からの選抜で結 成された「ビューティ津南」。当初、「ビューティばば」の名称だったが、全国大会出場を契機に「改名」した。
 

 「どういうわけか、当初から主将を任せられていました。結成時のメンバーは、ゲートボールを始めて3、4年程度で、下手な人たちの集まりだったんです。それが協力の精神を生んで大会に臨むことになったのかも知れません」。ゲートボールに取り組んで、まだ10年余り。のめり込んだのはナメコ栽培を止めた65歳から。2年前には全 国で3位の成績を挙げた実績がある。
 

 「メダルはやっぱりうれしいですね。そのことで昨年は静岡の大会に招かれ、交流してきました。びっくりしたのは、近くのワサビ店に行ったら、店の人から『社長は津南出身なんですよ』と言われ、翌日、社長夫妻がワサビのお土産を持って応援にきてくれたんです。ゲートボールを通じて、いろんなことがあるものだと驚きました」。試合を通して、競技の奥深さを実感している。「次はどうしたらいいかという、先を読んでプレーすることが難しいです。全国出場チームともなると、先の先まで読んでプレーしますからね。若い頃、ママさんバレーをしていたせいか、ゲーボールは物足りないだろうな、と思っていたのですが、はまってしまいました」
  

 悔しさが次のバネに。「県で優勝し、もう一度、全国でメダルを取ることが目標、夢ですね」
(2008.06.20)

滝沢勇太さん 24歳 津南町赤沢
「農業の大変さを実感しています。でも、いざとなったらやはり食料でしょう。まだ親の手伝いのようなものだけど、いずれ自分に合った農業としてやっていきたいですね」 。高原の雰囲気が広がる津南町沖ノ原から高野山一帯の広々とした畑地。その中で20代の汗が光る。「大学では環境保全型農業を主に学んできました。中国大陸から飛来する害虫対策など、まだまだ農薬、消毒が必要だけど、徐々に環境を考えた農業にも取り組んでいきたいと思っています」
 

 キャベツ7fを中心に、水稲3f、加工用ニンジン1fなどを、両親と共につくっている。「大学を卒えた年、15`近いキャベツのコンテナ5百ケース余りを畑から運び出したらぎっくり腰になっちゃって、痛み止めを飲んで仕事をしたことも。いやあ、体力勝負の場面も多いですね。両親2人で、よくやっていたなあと感心しちゃいますね」専業農家の青年らでつくるGHFクラブに昨年、入会。メンバーは10人ほどだが、仲間づくりに一役買っている。「クラブで大豆など作っていて、納豆や豆腐にして販売しようか、などと話し合っているんです。年齢層も20から30代で、よき仲間になっていますね」
 

 疲れやすい方という。夕方になると眠気が襲う。「毎日がバタンキュウといった感じ。酒はほとんど飲まないというか、飲めない方で、疲れたときは先ず寝てしまいますね」農業青年がもっと増えることを願っている。「津南でも、若い農業青年が少なくなっているので、農業の会社を立ち上げ、青年を雇用するといったこともいいのでは。今は食糧の時代と思います」
(2008.06.13)

滝沢幸恵さん 38歳 津南町正面
 手づくりの布製バッグやエプロン、カードケース、人形、アクセサリーなど実用品や装飾品などが並ぶ。趣味を生かしたハンドメイドショップだ。「カントリー雰囲気たっぷりですよ。友だち5人ほどで年2、3回ほど店開きしているんです。2回目から、宣伝などほとんどしていなかったのに、大勢の人が来てくれてびっくりでした。みなさんから喜んでいただけてありがたいです」。

 ショップは自宅の車庫。車を出し、掃除して店づくり。すでに3回開き、4回目は今月15、16日だ。「3年ほど前、興味があった長野のカントリーマーケットに出かけたんです。そこで話をしているうちに、『あなたも作ってみない?』と言われ、即、オーケーの返事をしたんです。お陰で、忙しい日を送っています」。長野のマーケットには年3、4回ほど出品する。委託販売の形だ。1回に百点以上出さなければならず、直前は間に合わずに目が回る忙しさ。「自分でデザインして、型紙を作って、そして作品にしています。物づくりに興味はありましたが、まさか、こんなになるとは思っても見なかったです」
 

 津南観光物産館でパート勤務。物産販売コーナーにもわずかだが作品を並べている。「ちょっとでも目を向けてくれる人がいればうれしいです。『ぜひ私も』と言う人がいれば大歓迎、どんどん輪を広げていきたいです」。手づくりの温もり。雑誌などで見られる、あのカントリーの雰囲気たっぷりの手づくり品。「作る方も見る方も楽しめる、それがカントリーショップ。いらっしゃいませ」
(2008.06.06)


COPYRIGHT (C)2004 TSUNANSHINBUN-ONLINE. ALL RIGHTS RESERVED
!-->