十日町市消防団に女性消防団員が誕生して3年目。真っ先に応募した。「子どもの頃から、人助けをしたいって思っていたんです。女性消防団員募集の回覧板を見た母に『あんたに合っているんじゃない』と言われ、これだ、と思いましたね」。小学生の時から先生にお願いして老人ホームなどでのボランティアに取り組んだ経験もある。
「おじいちゃん子だったんです。そのおじいちゃんが小学1年の頃に病気で入院した時、何とか助けたいと強く思ったんです。そんな思いが続いていたのかも知れません」。 団員になりたての頃、男性団員から、足手まといになるだけ、と言われた事もあった。「私って負けず嫌いだから、その年はむきになって消防活動をしましたね。できれば火事現場に駆け付けて消火活動もしたい」
女性団員の活動は広報活動が主。「テレビでレスキュー隊の活躍が流れますが、私もやりたいって思っちゃうんです」 今月27日に入籍、津南町中子に嫁ぐ。結婚式は都合で6月に行う予定。「津南町でも女性消防団員を続けたいです。できれば仲間もほしいですね。まだ先の話ですが、女の子が生まれたら、一緒に女性団員になりたいです」
活動を続けて思うこと がある。「救急救命に大きな力となるAEDをもっと多く設置してほしいことですね。例えば国道沿いとかバス停とか。それに津南なら温泉施設にも。お互いに気をつけて行こうとなれば、大きな力になると思います。津南を明るくしていく、そんな役に立ちたいです」