「写真に関心が高まってから、周りの風景や自然の彩りに目が向くようになった。津南の四季を撮り続けていきたい」ネイチャーフォト愛好者が集う「フォト津南」。メンバーになって丸3年。写真に熱中している。「写真は、それこそ中学3年の頃、おじさんのカメラを借りて写したことがあったりして関心はずっとあったけど、作品にしようなどと思ったのは、フォト津南に入ってから。いやあ、津南の自然がぐっと好きになったよ」
ペンタックスの中判カメラと一眼レフ2台、コンパクトデジカメが「相棒」だ。「あちこち騒ぐのがもとから好きだったこともあって、あそこの花が咲いたといっては出かけ、あこの風景はいいはずだと思っては足を運んでいる。決して上手には撮れないけどね。下手でいい、楽しんでいられれば」県展には2昨年から出品し、連続の入選。難関をなんなく突破している。「自分がいいと思っているものより、コンパクトデジカメで撮った方が入選したりして、なかなか自分の考えと一緒にならないもんだなあ。楽しく、そして苦しくって感じかな」
コメ3・5f、アスパラやジュース用トマトなど畑作3fの専業農家。今は夫婦2人での作業が中心。冬は神立スキー場。「忙しいだけの仕事さ。だから写真に熱中できるのかも知れないけどね。最近は、風景を何となく見過ごすということがなくなった。写真の事がいつも頭の中にある」いつか写真展も。「頼まれた展示会はあるけど、いつかクラブで自ら企画して開きたい」