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2007年03月の妻有に生きる


過去の妻有に生きる
久保田佳奈惠さん 38歳 津南町羽倉
 「山菜採りが大好き。食べるのも好きだし、春になるとうきうきします」早い春の訪れが期 待されたが、なごり 雪のせいで本格的な 春の陽気はもう一歩。「フキノトウに始まってゼンマイやワラビ、コゴミなど、山菜採りが楽しくて仕方ないんです。裏の山に行くんですが、春が待ち遠しくて仕方ありません」
  
 津南に来て9年、採りたての野菜のお いしさに感動したの が第一歩だった。「野菜はスーパーで買ったものしか口にしたことがなかったので、津南に来て採ったばかりの野菜を食べた時の感動は忘れません。ですから、地産地消で、地元の野菜を給食に使ってもらい、子どもにとって、すごくよい環境だと思います」夫・誠二さんとの出会 いは湯沢のスキー場で。「スキーが大好きで、二十歳過ぎから、冬になると毎週のように友だちと湯沢などのスキー場に行っていたんです。夫も当時、冬になるとスキー場に仕事に来ていたんですね。そんな時の出会いです」
  
 津南に嫁ぐことへの反対は?「父には反対されました。ですが、夫は花束でなくコシヒカリの穂束を持ってきたんです。それがよかった」 昨冬の大豪雪。「スキーを好きだったせいもあるし、道も開いていたし、そんなに苦にならなかったです。相模原時代の友だちから心配する電話が来て、こちらの方が大変でした」今もスキーを楽しむ。「休日は子どもを連れて、時々、平日にも子どもたちを学校や保育園に送り出してから近くのスキー場に行っています。そろっと級に挑戦しようかな」
(2007.03.30)

宮沢伸一さん 70歳 津南町卯ノ木
 2人の子供の束の間の物語を通して戦争の悲惨を描いた名作「禁じられた遊び」。バックに流れる哀愁感漂うナルシソ・イ エペスのギター。「『禁じられた遊び』とか『鉄道員』、そして『ジャニーギター』など、名作映画のギター音楽が心にしみ込んでいて忘れられないんですよ。それで自分でも弾いてみたいと」学生時代、ほんの少しかじったことがあったというギター。65歳になった5年前、スペインの世界的なギター制作家、ホセ・ゴンザレス・ロペス氏の手工ギターを購入した。
 
 「入門書を頼りに始めたんだけど、なかなか上達しない。そこで新堀ギター学院の十日町教室に通ったりしているんだけど、生来の不器用が出て、至難の道ですね。楽しみながら練習ができるよう、近くに仲間がほしいですね。クラシックギター愛好者を求めています」自宅2階の1室、4畳半ほどの部屋が練習場。クラシックギター用の楽譜が譜面台に置かれ、いつでも弾けるようにしている。
 
 「娘も、能楽を長く続けており、ふたりで芸というか趣味に凝っています。私の場合はボケ防止の意味もありますが」教員を49歳で退職。十日町市で学習塾を開き、県内では最も早くコンピューターを使った塾に取り組み、その後、規模を縮小し、自宅で塾を開くなどしてきた。「心に響いた音楽を自分で弾きたい、それが一番ですね」ポロン、ポロンと哀愁たっぷりの音が流れる。「仲間と一緒に、できれば小さな演奏会などを開いてみたいですね」
(2007.03.23)

石沢和さん 62歳 津南町卯ノ木
 家族の健康や、地域の健康づくりに取り組んでいる津南町生活改善グループ連絡会。来年、設立30周年を迎える。「早いものですね。設立当初からメンバーでしたので、これからは若い人たちから会を進めていってほしいですね」昨年、ニューグリーンピア津南で開いた「津南食まつり」、伝統料理の種類の多さや内容が、大きな反響を呼んだ。「今年も、今月22日に開きます。テーマは『健康食メニュー』。疲労回復、便秘予防、がん予防、骨粗しょう症予防、メタボリック症候群予防の5項目を中心に、伝統料理などを織り交ぜながら提供します。ぜひ大勢の方から足を運んでもらいたいです」

 同会では、30周年を記念した冊子づくりを計画している。「食まつりで披露した伝統食や健康メニューを一堂に載せようと話し合っています。代々受け継いできた伝統食や自分で考案した食メニューなど、地域の財産になるものと思います」県農村生活アドバイザーは14年目。「それぞれ基本は仲間づくりだと思っています。仲間が集まって生活でのアイデアや知恵を出し合ったり、悩みなども話し合う、私自身にとってもよい勉強になっています」会では昨年末、幼児を持つお母さん方を対象に食育フォーラムを開催。課題は若い人たちからの加入。「最近はほとんどが個人加入。地域環境が変わって来たので仕方ないともいえます。家族の健康、地域の健康づくりのために、ぜひ、若い世代から参加してもらいたいです」
(2007.03.16)

羽鳥敏之さん 45歳 十日町市新屋敷
「2009年に、ひとつの区切りをつけるつもりで取り組みたい」なかさと元気印応援隊の隊長に就いて3年目。隊の規則では、再来年の2009年に会の解散をうたっている。「だらだら続けていてもだめ、ということ。地域の中でも、イベントに協力しようという人が固定されてきている。そうしたことへの問いかけでもある」
 
 年末の十二峠キャンドル、そして3月の雪原カーニバル。さらに春のつくし祭、秋の芸能祭への協力など、縁の下の力持ちの役を努めてきている。「会の名称通り、地域のイベントなどを応援していくのが役割。十分、役割を果たしてきたと思う。あと3年のうちに、それぞれが自立してイベントが開けるよう、応援していきたい」
 
 5年ほど前から登山に。槍ヶ岳や穂高岳など、日本を代表する山々が連なる北アルプスには年1、2回、地元の苗場山などには4、5回ほど登る。「山は、自分を洗ってくれるような気がするなあ。なぜ、あんな辛い山登りをするか、登ってみれば分かるさ。今年は、できたら北アルプス北鎌尾根にチャレンジしてみたい」そんな山男が今年、少雪で苦心しながらも、雪原カーニバル・スノーキャンドル班の代表として幻想の世界を演出。
 
 「このキャンドルを楽しみに待っている人が大勢いる。その声に応えていかなくっちゃ」元気印の前身に当たるイベント企画集団時代から、地域づくりに取り組んできた。「最後は、集大成となるイベント、ドーンと花火を上げたい」
(2007.03.09)

小海もも子さん 十日町市上新田 25歳
 紛争を抱える国、わずかな耕地で暮らす山岳民族。様々な国の、様々な人たちと出会った。「地球はひとつの生き物だ、って思いましたね。戦火は絶えることなく続いていますが、まず身の周りの小さな幸せこそ大事だと感じました」 フランス・パリからヨーロッパ、中東、中央アジア、中国山岳部、韓国などユーラシア大陸23カ国を、1年余りかけてひとり旅。出会った人たちの暮らしぶりや風景など2千カット撮影。うち60点余りを展示した写真展を十日町情報館で開催中。
 
 「決して大きなテーマを持って行ってきたわけではないんです。トルコあたりに行きたいと思っていたのですが、この際だから全部行っちゃえと。イスラエルなど紛争でギスギスしているのかと思いましたが、意外とふつうの生活を送っていて、イメージが違っていました。どの国でも、本当にみんな親切でやさしかった」一昼夜、トラックに乗り、体調を崩したこともあった。宿泊は安宿。キルギス国境では、野宿をしたことも。「言葉は商人などから教わったり、ガイドブックなどから。振り返ってみると、スリに遭いそうになったことはありましたが、気を付けていれば危険を感じることも少ないですね」
  
 22歳の時、やはりひと りでインドを3カ月間旅 した経験も。「次は中南米に行きたいです」写真展「旅に寝て残夢月遠し」=11日まで十日町情報館。6日夜6時から「383日一人旅を語る会」。津南町なじょもんを会場に同展を計画中。
(2007.03.02)


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