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2006年09月の妻有に生きる


過去の妻有に生きる
大淵 敦子さん 51歳 十日町市川治

 「津南でのコンサート、いいですね。もう大好きになりました」
 今春、新緑の萌木の里で行われた春のコンサートに出場。来月7日、なじょもんで開かれる「月あかりコンサート」にも出場する。「音楽を通して、津南の人たちとどんどん輪が広がっています。もう、ずい分、津南が近くになった気がしますね。秋の萌木祭りにも参加したいと今から思っています」
 

銀の笛は、その名の通りフルートのこと。中学の吹奏楽時代から取り組んでいる。今は市公民館のフルート講座指導や、市吹メンバーとして演奏活動を行っている。「こんなに近くにいながら、秋山郷を全く知らなかったんです。萌木の里に行った時、ここが秋山郷の一番奥かと思ったくらいです。それに残雪がいっぱいあったり道路のあちこちに落石があったりで、怖いという印象でしたね。でも会場の素晴らしさに感動しました。津南の自然、いいですね。なじょもんでのコンサートで、一段と好きになりそうです」月あかりコンサートでは、秋にちなみ「赤とんぼ」など9曲余りを演奏する予定。「どんな曲もそんなに嫌いではないです。あえて言えば、マーチ系が好きかな」


 仲間と高齢者を対象にした演奏ボラも時々行っている。
 「一人住まいの高齢者が増えていますよね、そんな方々の気晴らしになってもらえればと。クリスマスの日に行ったりすると本当に喜んでくれ、私たちもうれしいです」 フルートがいつも傍に。「無心になって吹けるのがいい。生活の一部ですね」
(2006.09.29)

村山充さん 23歳 津南町上段
「いずれは家に戻ってくる気でいた。迷いはない。津南で生活していく」昨年、父親が病気で突然他界。就職活動の最中のことで、都内で就職するはずだったが、家に戻ることを決意。「仕事を見つけるのに苦労はしたが、ようやく仕事に慣れてきた感じだ。大学で専攻した方向とは畑違いだが、いい勉強になっている」
 

専修大学経営学部を卒え、今春からコンピューターのソフト開発の仕事に就いている。「パソコンで文章を書く程度ならできたけど、ソフト開発など初めてのこと。研修も終え、やっと落ち着いてきた感じだ。仕事を通じ、これからじっくり自分の道を考えていきたい」
 豪雪の津南。若者から見た雪のイメージは。「スノボーが好きで、大学時代、志賀高原のホテルで長期バイトしたこともある。掃除や配膳、雪かきなどが主な仕事で、空いた時間にはスノボーを楽しんでいた。豪雪といっても、暗いイメージばかりでなく、スキーやスノボーなど雪を楽しむことも考えたほうがいいのでは。年代に応じて楽しめることが何かあるはず。嫌だ嫌だと言っていても始まらない」
 

沖ノ原のひまわり広場が大人気だった。「自然が津南の原動力だと実感した。この津南の自然を売り物にしていける力があるんだと思いたい。大事にしながら、同時にここに住む住民も楽しんでいけるようにしていければ、と思う」 高校時代まで育った津南。同級生も多い。「まだまだ知らないことが多い。どう津南と向き合っていくか、セカセカせず考えて行くさ」
(2006.09.21)

宮沢美智子さん 66歳 津南町卯ノ木
サルボボ、お手玉、アンギンのミニ袖なしやコースター、フクロウの手工芸品などが居間に並ぶ。余暇を利用してコツコツと作っている。「夏場は近くの農産物販売会社で働いているからなかなか時間が取れないけど、小物づくりが好きだからいろいろ作っているよ」手工芸品は、農と縄文実習館「なじょもん」の販売コーナーにも。「できるだけ本物をと思ってます。自分で数珠玉を増やしながら詰め物にしたりネックレスにしたりしているんです」なじょもんの開館を契機に、卯ノ木地区のお母さんたちなどで発足した「ならんごしの会」(石沢シゲ子会長、9人)。その会の一員でもある。
 
 「縄文体験のお手伝いをと、主にアンギンづくりに取り組んでいます。材料のカラムシの栽培から行っているんですよ。今ではなじょもん周りの畑いっぱいに広がっています」今月14日から3日間、東京・日本橋の「プラザにいがた」で開かれる「和から芋むしとシルクとウールの出会い展」への参加を呼びかけられ、アンギンづくりの実演や、会員手づくりの工芸品の展示、販売を実施。「作品展は高柳の人が行うのですが、その人は以前、アンギンづくりを学びたいと私たちを訪ねてきた人で交流があったんです。その関係で、私たちも参加することになったんです」津南のお母さん方の手づくりのアンギンが、東京でデビューだ。
 「何か、どんどん夢が広がっていくようでワクワクします。手工芸、とっても楽しいです」
(2006.09.15)

太田智史さん  26歳 建築1級技能士
「父も祖父も大工だった。だから、俺も大工になりたかった」 高卒後、すぐ現在の工務店に。高校時代にバイトしたのがきっかけだった。
 「今年初めて棟梁を任せられた。うれしくもあり、責任重大でもあり、先輩がいる中での棟梁だからいろいろ大変だった。だから家が完成した時は、俺にもやれたんだ、という感じだった」3年前に建築2級技能士の資格を取得。今年1級に挑戦し、見事、合格した。「先輩から教えてもらいながら練習しました。屋根の一角の柱を組み合わせるもので、これがなかなか技術がいるんですよ。今度は後輩に教えていく番です」自宅は十日町市本町1。しかし、高校時代から津南がフィールド。
 「仕事はすべて津南。今作っている家も町内です。すっかり津南の住人ですよ」建築の奥の深さを実感している。「いつも完璧をめざしていますが、木材も生きもの、なかなか難しいですね。それに、ひとつとして同じ家はないので、大量生産のようなわけにはいきません。施主さんから『いい家を作ってくれてありがとう』と言われた時、もう、それ以上のうれしさはないですね」
 すでに建築の道8年。
 「一味違ったおしゃれな和風の家を建ててみたい。そのためにも、いずれは設計でもある建築士の資格も取ってみたいと思っている。津南で、自分の腕をもっと発揮したい」家には3歳と8カ月の「めご盛り」の男の子が二人。「子どものためにも、自分の家を自分で建てるのも夢。形として残る建築、そこがうれしいですね」
(2006.09.09)

津幡浩子さん  42歳  十日町おやこ劇場事務局長

 「劇団員の息づかい、流れる汗、喜びや悲しみが肌を通して伝わってくるんです。その感動の輪を、多くの子どもたちに、もっともっと伝えたい」。来年、15年の節目 を迎えている「十日 町おやこ劇場」。か つては津南町でも独 立した組織で運営さ れていたが、今は、 一緒。「夫が津南高の教諭ということで、赴任した昨年4月から仲間に入れさせてもらっています。子どもたちのステキな笑顔を見るたびに、大きな力を与えてもらっています。励みになりますね」
 出身は九州・佐賀。 筑波大学時代に松代 出身の夫、潔さんと 知り合った。「大学時代に人形劇団に入っていました。津南に来る前にも、新潟市で8年ほどおやこ劇場のスタッフをしていたので、すぐに活動できましたね」。今月10日は千手中央コ ミュニティセンターで東 京ミュージカルアンサン ブルによる小学高学年か ら大人向けの舞台劇「さ んしょう太夫」、10月14 日には津南小を会場に大 人・賛助会員向けの「河 野康弘ジャズコンサート」、 11月にはUモールで幼児・ 小学低学年向けの人形劇 「ともだちや」などスケ ジュールが目白押し。「親子参加で、会話も弾みます。劇などとくに、疑似体験により生き方を学んだり、客観的に自分を省みたりできるんです。親子でぜひ一緒に参加してみてください。絶対いいですよ」 会員は2年前の114人から310人に増えた。「今年から、アンケートを取り入れたりしながら企画を立てています。おやこ劇場ですばらしい感動を、親子で感じてみませんか」
(2006.09.01)


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