「二十歳という年齢には、とくに実感は沸かないけど、就職してからは仕事や自分の行動に責任を持っているつもりです」。昭和61年生まれ。「スシ食いねェ!」とシブがき隊が歌ったのがこの年。アイドル歌手・岡田有希子が飛び降り自殺、後追い自殺続発というのも社会を賑わせた。「高校を卒業する時、迷わず、地元就職を選んだ。まあ、友だちも地元に残るということもあったし、なんというか、ほのぼのとした津南の雰囲気が好きですね」。国会では第3次中曽根内閣が成立。社会党委員長に土井たか子氏が選出、初の女性党首誕生した。あれから20年。
「親は花づくりをしているけど、今の仕事が好きで楽しくやらせてもらっているので、跡を継ごうという気は今のところないです。でも、たまには手伝っていますよ。先ず目の前のことをちゃんとやっていくってことかな」。車のドレスアップなどに興味を持つ友だちが多い。好きな車の購入のため、貯金継続中だ。「中学では陸上長距離、高校ではサッカーに取り組んでいたので、来年あたり仲間とサッカーチームを作りたいと思っています。友だちの輪も広がっていくだろうしね」
津南町の20年前というと、クアハウス津南や津南観光物産館がオープンした年。津南中吹奏楽部が関東大会に初出場したり、19年ぶりに町長選挙も行われるなど話題も多かった。「今回の町長選、面白かった。選挙権があれば投票したかったです。さっきも言ったけど、ほのぼの津南は変えたくないですね」