素朴で癒しの音色 を奏でるオカリナ。その魅力に惹かれる。「自分が住むところ。何かお手伝いできることがあれば協力したい」6年ほど前から趣味として楽しんでいるオカリナとフルート。来月10日、すみれ工房の「ふれあいでー」でオカリナ演 奏を披露する。「下手な横好きなんだけど、こんな形で喜んでいただければ、ありがたいです」演奏曲は「竹田の子守唄」や夏川りみの「涙そうそう」など、よく知られた曲を演奏する。「たまたま楽譜が出てきたので、最後は十日町小唄を演奏しようと思っています。一緒に歌ってほしいですね」
自動車会社の中に町があると思えるほどの愛知・豊田市から移ってきた。昨年 8月に家を建て、今月1日に来たばかり。「津南は、もう憧れの地だった。定年退職したら、津南に住みたい、そう思っていました。こんないいところ、そうないですよ」妻のトシ子さんは津南の出身。そうした関係で、会社を定年退職したのを機に移住したのだった。「今冬の豪雪を体験しなかったのがよかったのかどうか分からないが、初めて津南に来た時から『いいところだ』と思っていた。秋山郷に行った時は、もう感激のしっぱなしだったよ」友だちづくりのため、さっそく紹介してもらった地元のオカリナグループ「土笛」や、十日町市「銀の笛」に仲間入り。
「津南に来て、自宅でゆったりと練習できますね。豊田市では、団地住まいだったので、周りに迷惑がかかると悪いのでなかなか吹くことが出来なかった。団地だけで、津南の人口と同じ1万2千人くらいいました。あの、愛知万博のすぐ近くですよ」演奏のボラ活動も夢。「女房と一緒に演奏します。決して上手ではないけれど、呼んでくれる所があれば出かけます。機会があったら声をかけて下さい」