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2006年04月の妻有に生きる


過去の妻有に生きる
高橋トヨ子さん 52歳 津南町豊郷
「気持ちが真っすぐじゃないので、すぐ『人と違ったことをしよう』などと考えてしまうんです。コンニャクづくりもそうなんです」我が家自慢の手づくりコンニャク、作ってはすぐに「売り切れる」人気メニューだ。その人気の秘密はコンニャクの色にある。「2月頃は雪下ニンジンを使うんです。が、今年は雪がいっぱいで、なかなかできませんでした。まあ、そうした季節ごとの野菜などを、コンニャクを作るときに一緒に混ぜるんです。きれいですよ」
 これからの季節に合わせ、ヨモギを使おうかと考案中だ。「パセリなど臭いのきついものはわずかに素材の臭いがしますが、ほとんどのものはしません。だから、野菜嫌いという子どもたちにもいいのでは、と思いますね。食べさせてみたいです」一風変わったコンニャクづくりに取り組んで5年ほど。そもそもの始まりは「おばあちゃん」の言葉がヒントに。「コンニャクも、煮物用とか刺身用とか、いろんな食べ方があって、その食べ方に合った形があると教えてもらったんです。今では巻寿司のようなものを作ったりしていますが、それならば、中に何か入れたらいいんじゃないかと」七味トウガラシ、ホウ レンソウ、ユカリ、ニンジンなどと、その数は増えている。「コンニャクに限らず、津南産野菜で特産づくりができないものでしょうかね。どうでしょう」
 自家栽培の野菜販売など多彩な活動を行っている「たっぴたっぴ」の設立当初からのメンバー。「もう10年も前、近くのお母さん仲間で野菜の無人販売所を設けたのがそもそもの始まりで、それが発展して『たっぴ』になったんです。たっぴのブランド化にできるかな」もうすぐ畑作が始まる。「みんなでアイデアを出せば、何か出そうだけどね」
(2006.04.28)

中條清子さん 66歳 津南町宮野原
「おばあちゃんが町のデイサービスで世話になったんです。それが、あまりにもありがたくて。それで、自分でも何かできることがあれば、と恵福園のボランティアに参加したんです。お邪魔ばかりで何も協力できませんが、それでもと」。オシメたたみから始めた恵福園ボラは今年で13年目。月1回ながらも隣接した 町デイサービスにも顔を出している。「車椅子生活で苦労しているにもかかわらず、みなさんとっても明るくて、笑顔で若い頃の話などよく聞かせてくれるんです。私の方が元気をもらっている感じなんですよ」
 恵福園ではオシメから代わったタオルたたみやシーツ交換などを行う。午前中はデイサービス、午 後から恵福園に。「ちっとも気が利かないのに、みなさんから『ありがとう』とお礼を言われ、恐縮してしまいます。人の喜びが自分の喜びですね」
 おばあちゃんが亡くなったのは15年ほど前。生前、毎週2回、送迎付で風呂に入れてもらったりしながら1日、ゆったりと過ごさせてもらった思いが今も脳裏に焼きついている。「デイサービスの日には、洗濯や掃除など、家の事ができ、ありがたさを実感しました。デイサービスがリハビリだとばかり思っていて、足が悪いおばあちゃんがリハビリ嫌いだったものだから申込みが遅れてちょっと残念でした」
 今は夫との2人暮らし。子どもたちは東京に。「空いた時間は、押し花をして楽しんでいます。へたの横好きなんですが、今年も百枚ほどの年賀状に付けました」
 家の近くには少しばかりの畑。「近所のお年寄りの家に、採りたての野菜を持っていったりするんです。喜んでくれてね、それがうれしいんです。デイサービスや恵福園ボラも、その笑顔が好きで止められないんです」
(2006.04.14)

大倉将希さん 18歳 津南油圧 津南町小下里
「何と言っても、会社の人たちから信頼される人間になること、それが一番です」今月4日が初出勤。 油圧シリンダー製造 の工場内で、仕事を 学ぶ日が続いている。「朝、家族から7時半に起こされていた高校時代と違い、今は6時半前には起きるようにしています。これが大きな違いかな。会社に行った朝は、明るく元気にあいさつするように心がけています」
 採用は1人だけだったことから、同期の仲間はいない。「友だちの先輩や顔見知りの人もいて、仕事はしやすいです。分からないことなど親切に教えてもらっています。早く会社の人たちの名前を覚えなければと思っています」。ようやく春めいた津南。津南高を卒業後、地元に残ることを決意、求めていた職場に入ることができた。
 「東京など、都市部に行きたいといった気は全くなかったです。四季がはっきりしている津南の自然、けっこう好きなんですよ。スキーを楽しめるので、冬も苦になりません」。家の近くに小さな頃から通っていたクアハウス津南がある。「物心ついたときから行っているので、いろいろ変わるのは寂しい気もします。地元の人たちがこれまで以上に使いやすく、親しまれる施設になってもらいたいですね。地域とともに歩む施設であってほしいです」。さっそく地元、小下里地区の消防団にも入った。「地域の人たちと触れることができるし、消防団は大切な役割でもありますから、話が来てすぐに入りました。自分なりに精一杯やっていきたいと思います」
 入社3日目の5日には十日町市で開かれた「新入社員実務基礎セミナー」に参加し、社会人としてのマナーの基本や電話応対、組織人としての自覚を学んできた。「早く仕事を覚えたい。そのため、好きなスポーツもちょっとお預けです」
(2006.04.07)


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