体に響くフォービートの音楽。自然に 体が揺れる。練習を 始めるストレッチの時から、もうジャズダンスの世界。
「とっても楽しいです。まだ初心者ですが熱中度は高いですよ」
形にとらわれないダンス。何やらはっきりしなくて、アバウトで、自由で、喜怒哀楽すべてを表現できるダンス。そんな風に理解している。
「何もかも忘れて集中して取り組める、同時に、仲間同士、ワイワイ言いながらその日の練習を締めくくる、そんな週1回の活動が、生きがいになっています」
昨年の夏、子どもが通う保育園のお母さん仲間と意気投合、シェイプアップを兼ねてスタジオJ&Aの門を叩いた。
「実はその前の津南雪まつりで、誘いを受けてチョベリーズの一員としてステージに立ったんです。人前に出ることは、とっても苦手だったんですが、そのことがとってもよい経験になり、私を変えたのかもしれません」
今年のスタジオJ&Aの発表会は11日、町文化センターで開催。
「まだまだ下手で恥ずかしい限りです。少しもダンスの流れを覚えられず、もう大変。失敗も多いと思いますが、自分が楽しむんだ、という気持ちでいきたいです」
昨年3人だけだった大人の練習生は、今年7人に増えた。
「やっぱり仲間が多いということはいいですね。教えてくれる大口悦子先生は大変でしょうが、楽しさの輪が広がったという感じです。もっともっと多くのお母さん方から参加してほしいですね。健康づくりのつもりでどうですか」
フォービートの激しいリズムがスタジオに流れる。全身が映る大きな鏡の前で踊る。普段見ることのできない自分がいる。
「子どもがバスケットボールに取り組んでいるので、そのママチアマンになるのが夢かな」