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2005年08月の妻有に生きる


過去の妻有に生きる
山崎 富美子さん  52歳  津南小臨時教諭
「戦争反対、崩壊していく村への思いなどが作品から感じられます。世界的に有名になった後も、貧しい生活だった家のアトリエを変えることなく芸術に向き合った、その生き方にも感銘です」
 埼玉での教員時代、新婚旅行先がクロアチアだった。その風土、生活様式などに感激、34歳の時に、ザグレブ芸術大学に留学。そこでラスコビッチ氏に師事した。
 「気さくな人でした。最初、『会ってもらえますか』と電話したら、いいよと言ったんです。5年間の留学生活で、ラスコビッチ氏らの『ナイーブアート』に感銘を受けました」
 ラスコビッチ氏は昨年他界。山崎さんの手元には、同氏から直にいただいたというガラス絵と水彩画など20点があり、それを今回、なじょもんで展示。
 「ぜひこの機会に鑑賞してほしいですね。1本の線の張り詰めた緊張感と、そこにある全てのものを包み込んでしまうような優しさを感じ取ることができます」
  津南には、1昨年のサッカーW杯で、クロアチアチームが十日町市にキャンプで来たことがきっかけになった。
 「クロアチアチームの通訳をかって出たんです。その後、こちらで仕事がないものかと相談したら、津南が受け入れてくれたんです。津南の自然は、クロアチアの風景にも似ていて、とっても好きです。食事も、お酒もおいしく、クロアチアか津南か、ですね」
クロアチアの美術評論家はこう記している。「日 本に住む美術教師山崎が『日出ずる国・日本』との永遠の関係を継続してくれている」と。
 「両国が、芸術を通して友好、交流の架け橋になればうれしい」
  作品展示は来月19日まで。21日にはガラス絵の体験実習も開いた。11月3日にも再び開く。
「津南とクロアチア、ガラス絵でつなぎたいですね」
(2005.08.26)

瀧澤裕太さん  19歳  新和自動車
「行く予定だったんだけど、高校生の時から車に興味があって、早く車を手にしたかった。だから、専門学校に行く計画を止め、自分から頼んでこの仕事に就いたんだ」
 今春、高校を卒業したばかり。社会人としての1年目を歩んでいる。
 「車に触れていることが楽しくて仕方ない。休みの日もドレスアップなど車いじり。仕事も趣味も一緒といったところですが、鈑金、塗装という大事な仕事の腕をあげていきたい」
 車体整備士には、
特に資格といったも のはない。それだけ に、信頼できる技術 がものをいう。
 「技術が高ければ仕事は来るし、そうでなければ仕事は来なくなる、といつも言われています。資格が必要でないだけに、実力だけが求められる厳しい仕事だと思います」
 部品の脱着、塗装の助手などが中心。一人前になるのに、年数の区切りはないと言われる。
 「高校時代と比べ、やっぱりいろんな点で厳しさが違います。一つひとつ、しっかり身につけていきたいです」
  仕事場には、事故などで壊れた車が次々に運ば れてくる。
 「事故は起こしたくないなぁと、壊れた車を見るたびに思います。自分が注意していても事故に巻き込まれることもあるでしょうが、大切なことは、やっぱり止まるべきところはきちんと止まるなど、当たり前の運転をすることだと思います」
  長男ということもあり、 地元での就職を選んだ。
 「東京とか、他に行きたいとは思わなかった。家を継がなくてはという責任感もあったわけではないけど、津南で車関係の仕事に就くこと以外、考えはなかった」
  当面の目標は、大型車の免許を取得すること。
 「自分が信頼されるかどうかは、仕事で決まる。免許など基本的なところはしっかり取り、あとは腕を磨いていくこと。職場の先輩から学んでいます」
(2005.08.19)

樋口 紗矢佳さん  19歳  津南町船山
「やっぱり、好きなことはファッションかな。若者向けの洋服店で働きたいとも思っていますが、今はしっかりバイトして、お金を貯めたいです」
 昭和60年。あの、日航ジャンボ機が群馬県上野村の御巣鷹山墜落し、520人の死者を出すという世界航空史上最大の惨事となった、その年だ。
 「巣立った津南高の近くで働いていますが、2年前までは、あの制服を着ていたんだなあ、と思ったりします。もう20歳なんですね」
 小学4年からクロカンスキーに取り組む。津南高3年の時は、全国スキー大会でリレーに出場、7位に入る健闘。
 「高校に入ったらスキー部には入る気がなかったんですが、一方で、もうちょっと続けてみようかという気もあり、いつの間にか入っていたんです。練習はきつかったけど、よい思い出になっています」
 そこで後輩に一言。「辛いこともたくさんあると思うけど、辛い思いをした分、必ずや結果につながります。ですから、くじけずに頑張ってほしい」
 興味は古着のファッション。
 「東京の洋服店で働きたいという気もちょっとありますね。育ったところですから津南も好きですが、やっぱ東京へのあこがれもあります。が、当面の目標は先ず、地元で車の免許を取ること、それからです」
 成人式では、迷った結果、ラフなパンツスタイルで出席する予定。「歌は好きで、あえて挙げるなら大塚愛がいいですね。歌もうまく、かわいい。アイコの歌も好き。歌詞に共感を覚えるんです」
 大人の仲間入り。「政治とかはさっぱり。でも、少しずつ関心を持っていこうかな、とも思っています。日本人がスペースシャトルで宇宙へ行きましたが、私も行ってみたい。宇宙から地球を見れば、争い事などできない心が生まれると思うのですが」
(2005.08.12)

鈴木 ヨシ子さん  55歳  津南原小事務職
 「登山は、自分が健康で生きているんだな、と実感できることですね。日頃、ささいなことでくよくよしている自分が見えるんです。こんなにも素晴らしい自然があるじゃないか、小さなことでくよくよしていても仕方ないと。現実に戻るとまた同じ繰り返しですが」
 憧れだった家族登山をと、20年前から子どもたちも連れた登山を始めた。今では子どもたちも社会人になり、登山は夫や山仲間で継続。先月はその清津山の会で白馬岳から鑓ヶ岳を縦走した。
 「もうずい分前になりますが、年7、8回は北アルプスを中心に登っていました。今は年3、4回という程度です。ムリをせず、花を眺めながらなどの山行にしたいです」
 結婚25周年を記念して登った北アルプス・針ノ木岳。朝、頂上から見えた幻想的な剣岳に感動し、次の山行に決定。翌年から2年連続で剣岳に登って来たということも。
 「登った山から見て、感動した山を次の山行にするというパターンが多いです。剣岳に登って、岩登りにも興味が出てきました。体力などの問題はありますが、チャンスがあったら挑戦してみたいです。今回、五竜岳から見えた鹿島槍ヶ岳の雄姿に感動。来年はそこに登ります」
  最近は高山植物にも関 心が高まっている。
 「岩山の陰で咲いている可憐な花などに目が行きます。下手ですが、絵を描くのも好きで、ちょっとしたスケッチをしながらの山行などもしたいですね。北海道の大雪山系を歩いたことがありますが、本当に雄大で、しかも自然が汚れていなくきれいでした。行きたい所はいっぱいありますが、何よりも、そこに住む人たちが、自分たちの自然を大切にする、それが大事なことだと思います」
 夏山シーズン到来。
 「山に登り、山から心を洗わせてもらう、みなさんも、ぜひ」
(2005.08.05)


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