お問い合わせへジャンプ!
広告掲載のご案内へジャンプ!
購読のご案内へジャンプ!
トップページへジャンプ! 今週の津南新聞へジャンプ! テーマ別掲示板へジャンプ! なんでも掲示板へジャンプ! 妻有に生きるへジャンプ! ねっとわーくへジャンプ! リンク集へジャンプ!
home > 今週の妻有に生きる

2005年04月の妻有に生きる


過去の妻有に生きる
高橋 佐知子さん 36歳 津南町給食センター
「『今日の給食おいしかった。どうやって作るの?』『レシピを見せて』、生徒からこんなふうに言われるとうれしいですね。すごい励みになります」
  県学校給食調理コン クールで一昨年、最優 秀賞を受賞した志田中 栄養士と村山政幸総合 監督のもとで、中学生 徒の給食づくりに取り
 組んでいる。女性5人 の調理員のキャップ。
 「気の合ったメンバーです。メニューは魚や肉、サラダ、汁物など部署ごとに分かれているので、それぞれがまとまった時に味の濃さなどが別々になったのではおかしいですよね。お互いに声を掛け合いながら取り組んでいます。自分たちのことは二の次、まずは生徒のことを考えて作ってます」
  専用の石けんや消毒液による手洗い、センサー式の水洗はじめ、部署ごとに白
 衣を着替える。白衣の洗濯は毎日。清潔には気を配る。
 「とにかく気をつけなければならないのが食中毒。津南町の中学生全員と先生の分など四百食余りの給食を毎日作っていますからね。気を抜けないです。何もなくて当たり前、縁の下の力持ちの仕事だと思っています」
  調理員の仕事は、9年前の津南小時代から。下処理、調理室、サラダ室など、徹底した部署別の作業に戸惑ったが、ようやく慣れた。
 「時々、イチゴなど個別につけるデザートやおかずの数を間違えたりして『足りません』などとひんしゅくを買ったりしていますが、愛嬌だと思って下さい。それ以上に心を込めていますから」
  明るさが取り柄。食べ物 は、作り手の心が反映する。
 「栄養士、総合監督ともに、信頼できる上司。練りゴマはしっかり手でと、なかなか志田栄養士は手づくりにこだわるんですよ。化学調味料は使わず、ダシは昆布や削り節など、作る方は大変ですが、気持ちは分かります。ですから私たちもそれに応えるんです」
(2005.04.28)

大塚 与四次さん 56歳 津南高教諭
「指導というより、子どもたちと共に楽しんでいきたい。バドミントンの楽しさを伝えられればいいと思う」
 高校時代の教え子、武田淳次さん(36)とともに、スポ少でのバドミントンに取り組んでいる。団員は45人という大所帯。これまで女子向きの種目が少なかっただけに、女子 が目立っている。
 「津南高の体育館を会場に、週2回、よる7時から練習をしている。広い体育館が狭く感じるほど。送迎に来ている保護者にも『一緒にしませんか』と声を掛けている。親子ともども、みんなで行うようになればもっと楽しくなるだろう」
 バドミントンとの出会いは、津南高で実習教員になってから。
 「生徒の球技大会でバドミントンが行われ、それに参加して熱中してしまった。生徒に呼びかけて同好会を作り、サークル活動を始めたのが昭和50年。部活動に昇格したのはその4年後で、以後、ずっと顧問を担当している。物好きといったところかな」
 子ども時代、スポーツ嫌いの少年だった。もの静かで、人の陰に隠れているような性格だった。
 「バレーやバドミントンなどやっている姿を見て、同級生たちが『人が変わったみたいだな』と言われるほど。自分でもスポーツに縁があるとは思っていなかった。バドミントンが自分を変えたのかもしれない。何が好きなのか、口では言えないが、よく続けていると思う」
 お盆や正月になると、高校時代のバドミントン部の教え子が家に顔を出す。
 「うれしいですね。教師冥利に尽きるということでしょうね。一番の宝だと思います」
 練習の日、子どもたちの声が体育館に響く。
 「子どもたちから元気さ、パワーをもらっている。その恩返しとして、楽しさや技術を教えられればと思う」
(2005.04.22)

滝澤由美子さん 28歳 フジミヤ
「趣味は、と聞かれると、仕事と答えるしかないですね。好き、嫌いというのではなく、仕事が生活の一部分、趣味の一部分といった感じです」
 パソコンによる伝票や仕入れ、出荷など、会社の中枢を担っているといっても過言では ない事務職。「休まれては営業ストップになる」と事業主。
 「野菜を主に扱っているので、季節ごとに忙しくなりますね。仕事があれば、夜遅くなるのも当たり前。パソコンとのにらみ合いが多い仕事ですが、思いのほか楽しんでやっているのかも知れません」
 仕事が趣味とは、そう簡単に言えることではないが、会社にとっては、安心して任せられる。信頼を寄せているのもそのためだ。
 「性格からして負けず嫌いなところがあるんです。だから、終やす予定の仕事を残すのは嫌いで、片付けてから帰るというのはありますね」
 事業所では、地元の農産物を市場やスーパー、一般家庭などに販売。新鮮さを要求される。
 「注文を受けたり、品物の手配、在庫の確認など、結構、忙しいですね。注文の品物が足りるか、時間までに発送できるかなど、頭を痛めることも多いんですよ。時々、品物の手配を忘れて、冷や汗をかく時もあります」
  関東を中心に、注文は全 国から。
 「求める人は、その品物が良いだろうと思っているわけですよね。期待に応えなければならないと思います」
  津南ブランドに誇りも。
 「注文を受けた時『津南の野菜、米は、他に負けず、最高です』と言い続けたい。そのためにもしっかりした品物を扱わなければならないでしょうし、その日に届いた野菜はその日に発送するということを守っていかなければならないでしょう。一事業所の問題でなく、津南のイメージですよね」
(2005.04.15)

草津圭吾さん 25歳 JA津南町

 「東京時代、すごく勉強になりましたね。それをどう津南流にアレンジできるか、でしょうか」
 自動車整備士を養成する専門学校を経て、3年間、都内の民間自動車整備会社で経験を積んだ後にUターン。腰を落ち着けて2年が経つ。
 「東京時代はムダを作れない、という仕事でした。修理一つとっても、常に時間を記録。いい面、悪い面があるでしょうが、早く、きちんとという事を、学びました。津南のよさを生かしながら、時には厳しく、といった感じでしょうか。職種を越えて、津南でも時には必要なことかも知れませんね」
 津南中3年の時、第1回全国中学校駅伝に出場。津南高3年の時は県駅伝大会で2区に出場、区間賞を獲得したものの、3秒差で全国切符を逃した。
 「時々、あの時を思い出しますね。『走ることしかない』といった感じだった。とくに高校時代は遊びたいことがいっぱいあり、今から考えると、よくやったと思いますね。辛い練習に毎日向き合っていた。やはり、仲間同様、自分の中に目標があったからだと思う」
 Uターン後、すぐにクロカン指導に誘われた。これから地元への「恩返し」も。
 「自分の経験を行かせるならありがたいです。後輩からは本当に頑張ってもらいたい。ちょっと手伝うことしかできないけど、いつか再び、栄冠をつかむその日が来ることを信じたい」
 新年度がスタート。社会人の場で後輩の顔も増えてきている。
 「今、大型自動車と大型特殊の免許を取るため、自動車学校に通っています。話すことは苦手だけど、その分、行動で示したいというのを自分の宿題にしています。そして、いつも中学、高校生の頑張りにエールを送っていきたい。まっしぐらに突き進んでほしいな」
(2005.04.08)

滝沢かおる さん  27歳  みさと苑
「入所しているみなさんが笑顔を見せてくれることが一番ですね。特別、笑わせているわけではないんですが、私の元気さを面白がってくれているようです」
  職場の元気印。介護 員として3年目、仲間 から「職場の雰囲気を 明るく変えてくれる人」 と評判だ。そのもとに なっているのが歌。
 「もう車の中でCDをかけながら歌いっぱなしです。カラオケも好きなんですよ。新しい歌はほとんど歌えるかなって感じです。私自身のストレス発散になっているし、元気のもとにもなっています」
 職場では比較的、介護が軽度の入所者を担当している。印象が強いせいか、「か おるちゃん」とすぐに覚えてもらえる。
 「余り手を出し過ぎて、逆に迷惑をかけないように心がけています。介護の仕事を担当して3年目、これから介護福祉士の資格を取るようがんばりたいです」
 東京で社会人としての経験を積んでのUターン。地元でしっかりと根を張って生活していきたいとの希望がある。
 「結婚とか考えると、相手のある話なので確実なことは言えないけど、津南地域で暮らしていきたいという思いはあります。そして仕事を通して、入所しているみなさんが少しでも元気や笑顔を見せてくれる、そんな力になれたら最高だと思っています」
 好きな歌手は同年代の安室奈美恵。そして一青窈のハナミズキを歌っては涙を流すと言う。歌を通した思いが、介護の仕事の中にも表れる。
 「感謝したいのは、私を育ててくれている周りのみなさんです。本当に、感謝です」
  朝が苦手。とくに、寒い 日は起きるのに数十分はか かるという。
 「朝、スキッと起きられる歌を覚えるのが先かな」
(2005.04.01)


COPYRIGHT (C)2004 TSUNANSHINBUN-ONLINE. ALL RIGHTS RESERVED
!-->