「中越地震を経験し、人と人のつながりのありがたさを再認識した。みんなで励まし合い、震災を乗り越えたい。そのためにも、明日への活力のためのチャリティーパーティーを開きたい」
計画しているのは「妻有クリスマス・チャリティーパーティー」。来月11日午後7時から、会場はクアハウス津南を予定している。
「こんな時に不謹慎かとも悩んだが、こんな時だからこそ、みんなの励み、活力になればと思っている。若者が元気であれば、地域は決してすたれないはず。若者が下を向いて暗くなっていてはだめ。苦しくても笑顔で、周りを励ましていくべき存在だと思う。パーティーでその力のパワーアップの場としたい」
パーティーでは、メインイベントとして津南町出身で本格的な歌手をめざしている大口沙世さんのライブを開く。
「友だちのつてで実現できます。ありがたいことです。大口さんから選曲を頼まれていますが、どんな曲がいいか悩んでいます。ラストクリスマスなどはいいと思っていますが、周りの意見を聞いていきたいです」
このパーティーを成功させるためにも、スタッフを求めている。
「独身者が集う津南町ひまわりの会が主体となって計画しているけど、実際に動ける人は数える人数しかいない。イベントを成功させるためにもスタッフになってくれる仲間が欲しい。ぜひ協力をお願いしたい」
同パーティーでの収益金は、今回の地震被災者へ寄付する。参加費は千円程度を予定している。
「若い人から大勢参加してもらいたい。もちろん、高齢者など様々な年代層からも参加していただきたい。このパーティーで震災の疲れを吹き飛ばしてもらい、新たな活力を培ってほしいですね」
ライブ演奏やゲームの間に、「なじょもん」関係者から、妻有地方のすばらしさを語ってもらう計画も。
「縄文時代、妻有の地はすばらしい所であったはず。そのことを語ってもらい、みんなから自分たちが暮らすこの地に自信を持ってもらいたい。この地に生きることに自信を持つことで、前向きな生き方に変わるはず。それが大事」