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2004年10月の妻有に生きる


過去の妻有に生きる
続く避難生活  十日町市・田村博さん(37)家族
「手をつなぎあって、がんばっていこうね」。十日町市新座の田村博さん(37)一家6人は、地震発生の23日夜から避難所となっている十日町中グラウンドで、クルマ2台の中で泊まる生活を続けている。おばあちゃん(64)は足が悪く、ほとんど動けない状態。用便もままならず、博さんの妻・愛美(なるみ)さんは「実の母なので私が面倒を見ています。寒く、辛い日々。でも何とか乗り切らなければ。子どもの笑顔が唯一の救いです」と話している。
 田村さん家族は、3世代6人家族。家のすぐ近くの高台にあるアパートの土台が崩れそうになり、余震で崩落する危険がある。「子どももいるし、いざという時、容易に足の悪い母親を助けることはできないですね。大変とは思うけど、クルマの中で我慢してもらうしかありません」。
 クルマ2台とはいえ、家族6人での寝泊まりは窮屈。軽自動車におじいちゃんとおばあちゃん夫婦、普通ワゴン車に博さん夫婦と子ども4人が毛布を敷き、暖をとりながら生活している。「時々、余震で目が覚めます。ぐっすりと眠れた夜は一日もありません。昼間は家に戻って片付けをしていますが、余震が心配で、できる限り子どもたちを入れたくありません」と不安が尽きない心境を語る。「洗濯に戻るくらいのものです」。
 25日夜からは気温もぐんと下がり、冷たい雨も降ってきた。自宅は築40年ほどの木造2階建て住宅。「壁は崩れ、風呂場の柱もずれ、お風呂に入れない状態」だという。ようやく27日に「近所の家のお風呂を借りて、5日ぶりに入りました」と笑顔。「でも、これから先、いつ平常の生活に戻れるか」と心配事は尽きない。
 子どもは小学6年と保育園年長の姉妹2人。小学校、保育園とも休校で、しかも25日夜から雨も降り始め、遊びに出ることもままならない。両親の大変な姿を見て「おねだりなどできません」とお姉さんの香菜絵さん。「お母さん、おなかがすいたら私の分をあげるね」と気遣う姿に目尻を熱くする愛美さん。時々、2人がじゃれあって遊ぶ笑い声に「生きる力をもらっています」と話す。自宅に戻れる日は、いつ来るのか。
(2004.10.30)

樋口洋子さん 津南町船山 43歳
「子どもは好きなので、一緒にいるだけで本当に楽しいです。見ているだけでも楽しいですね。すくすく広場を通して子どもたちと触れ合えることができ、幸せです」
 津南町がゼロ歳児から3歳児までの、保育園入園前の子どもと保護者を対象にした「すくすく広場」。そ のボランティアスタッフを 努めて3年目になる。
 「いま保育園年長の長男が1歳の時、このすくすく広場に入ったんです。十日町市から嫁いで来たので、友だちがいなかったし、子どもも友だちと遊ぶことがなくて、なんとかしなくてはと思っていた時だったので、とっても助かりました」
 すくすく広場が、自分自身、そして子どもの友だちづくりに役立ったことを実 感。子どもが保育園に入園するのを機に手伝いを頼まれた時は、二つ返事で了承した。
 「すくすく広場では、親子で知り合いができ、子育てのこと、地域付き合いのこと、何でも話せる関係ができました。これは大きなことでした。お世話になったこともあり、少しでもこの広場のためになれるのならと、スタッフの一員にさせていただきました」


詳しくは10月22日号で。
(2004.10.23)

風巻 恵理佳さん 津南町陣場下 29歳
太陽の光をたっぷりと吸い込んだ魚沼コシヒカリ。これも自慢のひとつだ。
 「この温泉旅館、私が生まれたのと同じ歴史を刻んでいるんです。そのなかで特筆できるのは、創業当時から『はざかけ米』のご飯を出していることで、私もその2代目として伝統を継承したいと取り組んでいます」
 旅館雪国が誕生したのは昭和50年12月。ちょうど 時を同じくして、女将のひとり、風巻由利江さんの実家がコメづくりに取り組み、その魚沼米が旅館に使われている。当時からのはざかけは、今も続けている。
 「こだわっているといえばそうなのでしょうけど、こだわりを感じてつくっているわけではないんです。それより、手をかけてつくったほうが、ありがた味というか、つくり甲斐を強く感じることができるんです。みんなでわっせ、わっせと作業する、そこが楽しいですね。周りの人に言わせると『30年前のコメづくりの姿だ』と笑われますけど」そんな収穫作業。いろんな声が届く。
 「『乾燥機でうまくやれば、はざかけ米にも負けない味になるよ』とか『なんでそんなに因業になってつくらんだ』、『よくそこまで手をかけられるな』などと、いろんなことを言われています。でも、周りから言われるほど、執着してつくっている訳ではないんです。こうした作業が楽しいから止められないといった感じなんです。手をかければかけるほど、後の喜びは大きいじゃないですか」


詳しくは10月15日号で。
(2004.10.15)

「農業の母」を詠んでいきたい
―夏休みやっぱり残る宿題の量と寝不足―
 「昨年11月に発足した同世代の短歌の会『歌会かこみ』の仲間に入れてもらったばかりで、まだ超初心者なんです。短歌づくりに関わって、自分が言葉を知らなかったということをつくづく感じています。なんとか他人にも見せられるような歌を、早くつくりたいですね」
 同会は、本誌の新年文芸「短歌」の選者、萩原光之氏が指導するグループ。萩原氏が津南高の教諭時代に、担任だったという当時の生徒が中心になって結成した。
 「私の場合、専業農家ということで、ほとんど狭い範囲の中でしか他の人と接することがなかったのですが、この会に入って、付き合いの幅、視野が広がりました。本当に楽しいです」
 作品は、会の集まりの時、年4回ほど提出する。参加者全員でそれぞれの作品を批評し合ったり、萩原氏から添削してもらい、指導を受ける。
 「いつも提出ギリギリになってつくっているのが実情。先生からは『いつもメモ帳をもって、ひらめいたらメモ帳に書き留めておくように』と指導されていますが、なかなかそれができなくて。一応、できた作品は夫や子どもたちに披露して、アドバイスをもらっています。いつも直されていますが」
 ―暑い夏トマトの赤と顔の塩冷たい麦茶に夫婦の会話―。農業でなければできない心情を詠んだ作品と評価されるものも。
 「やっぱり農業や家庭内のことしか浮かびません。つくづく視野が狭いなあ、と感じます。でも、それでいいのかなとも思っています。母として、農家の母さんとしての、そんな味が出たものができたらいいのでしょうね」


詳しくは10月8日号で。 
(2004.10.08)

モトクロス、大好き
「とっても面白い。日曜日の練習が楽しみ」
 兄妹でモトクロスを楽しんでいる。達也くんは4歳から、美優ちゃんは昨年から取り組んでいる。父親の裕明さん(33)が、以前取り組んでいたエンデューロ好きが「乗り移った」。
 「何回も転んで、一度は足の指を骨折したこともあったけど、こわくなんかないよ。来年はクラスが上がるけど、関東大会で6位以内をめざいしたい」と達也くんが言えば、美優ちゃんも「早くお兄ちゃんのように乗れるようになりたい」と負けん気。
 達也くんは来年から小学4、5年生の部、65・クラスに出場する。50・は3馬力でオートマだったのに対し、65・になると、クラッチあり、馬力も17馬力と性能がぐんとアップする。


続きは本紙10月1日号で。
(2004.10.01)


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