「石にかじりついてでも陽佑を助けたい。みなさん、協力をお願いします」
生後5ヵ月で小腸の全部と大腸の大部分を喪失した大橋陽佑ちゃん。チリ・サンチャゴ市で今、アメリカでの移植手術を受けるための準備に入っている。その陽佑ちゃんの父、之歩さん(39)の弟。グリーンピア津南に勤めている。
「我が家にとっては35年ぶりの新しい家族なんです。兄は商社マンとしてチリに住んでいるので、陽佑の顔をじかに見たことはありません。でも、かわいいと思う心は親と同じです。だれも悪くないのにこんな状態になってしまって。代われるものなら代わってやりたい」
陽佑ちゃんは今年1月生まれ。生後5ヵ月で腸捻転による重度の腸閉塞で小腸など腸のほとんどを摘出。栄養液による点滴で命をつなぎとめているが、助かる道は小腸移植しかない。
続きは、本紙2004年9月24日号でご覧下さい。